シーズンガイド · 春〜初夏
5月に関東で釣れる魚
5月(春〜初夏)の関東で狙えるターゲットは 55 種(うち盛期 12 種)。釣れている釣り場・釣り方とあわせて、今アツい魚や FishCast のスコア予測もご活用ください。
5月の釣りはどんな月か
5月は冬の魚と夏の魚が入れ替わる、顔ぶれが一気に賑やかになる月です。イワシの群れが接岸し、キス・マゴチ・アナゴ・イサキ・キジハタといった水温上昇とともに動き出す魚が加わります。アジ・クロダイ・シーバスの盛期は続き、シリヤケイカの産卵接岸も終盤ながら健在です。北日本ではホッケが盛期を迎え、アイナメも動き出します。一方でメバル・メジナ・カレイは今月がラストチャンスです。適水温が20℃前後より高い魚は月の後半にかけて調子を上げ、低水温を好む魚は下旬になると反応が鈍くなります。同じ月でも前半と後半で狙うべき魚が変わっていくので、釣行のたびに組み立てを見直すつもりで臨むと楽しめます。日が長くなり、朝と夕方のどちらのマズメも狙いやすくなるのも、この月の大きな利点です。
5月の海況と釣行の注意
5月は晴天と穏やかな海況に恵まれる日が多く、一年でも釣りやすい気候です。ただし内陸が暖まる時期のため、日中は海から陸へ吹く風が強まりやすく、午後になって急に釣りづらくなることがあります。午前中を本命の時間に据えると計画が崩れにくくなります。紫外線も一気に強まるので、日焼け対策と水分補給を忘れないでください。連休期間中は人気の釣り場が混み合い、駐車場が早い時間に埋まることもあります。トラブルを避けるためにも、早めの到着と譲り合いを心がけましょう。
5月の釣り方のコツ
- キスは砂地に散らばっています。投げてから引いてくる途中で当たった距離と方向を覚えておき、同じコースを重ねて通すと効率よく数を伸ばせます。
- 冬から春の魚は5月が最終盤です。メバルやカレイを狙うなら上旬から中旬までに動き、下旬からは夏の魚へ切り替える計画にしておくと無駄がありません。
- イワシの群れが入ると水面がざわつきます。鳥が集まっている場所や水面が光る場所を探し、群れの位置を目で確認してからサビキを入れてみてください。
5月に釣りを始めるなら
5月に始めるなら、砂浜や堤防からの投げ釣りでキスを狙うのが面白い季節です。仕掛けを投げて少しずつ引いてくるだけで、あたりが手元にはっきり伝わるため、初めてでも釣りの手応えを実感しやすいのが理由です。気候が穏やかで日も長く、時間に余裕を持って練習できるのもこの月の利点です。まずは足場の整った釣り場を選び、ライフジャケットの着用とゴミの持ち帰りを初回から習慣にしておきましょう。
海釣り施設や堤防から手軽に狙える入門向けのイカ。砂泥底をボトムでベッタリ探るのがコツで、藻場を好むアオリイカとは好ポイントが異なる。
🎣 シリヤケイカを釣る一式北海道の堤防釣りを代表する冷水性の回遊魚。道立研究機関の資料では産卵が水温15〜17℃で始まり8〜9℃で終わるとされ、水温が釣期を強く支配する。岸壁・防波堤に群れで接岸するため、回遊さえ当たれば初心者でも数釣りが楽しめる。本州の温帯沿岸ではほぼ狙えない北海道ならではのターゲット。
🎣 ホッケを釣る一式ヤマメの降海型で、「海サクラ」と呼ばれるサーフ・磯のルアーゲームは北海道の冬〜春を代表する釣り。サケ同様に河川・湖沼での採捕は禁止されており、河口規制の対象魚種にも含まれるため、合法に狙えるのは規制範囲外の海面からのみ (体長20cm未満はリリース)。接岸は水温とベイトに支配され、潮回りへの依存は比較的弱い。
🎣 サクラマスを釣る一式尾柄部の黒斑3つを「三」の字に見立てて「サンノジ」。メジナと同じ潮通しの良い岩礁帯で群れ、石灰藻や海藻を主食にする藻食寄りの雑食魚。尾柄部に3〜5枚の硬く鋭い骨質板があり、素手で掴むと手を切る (毒性の記載は権威ある図鑑には無く、物理的な切創リスク)。フィッシュグリップ・軍手で扱うこと。
🎣 ニザダイを釣る一式海水温0℃以下でも生きられる (血中に凍結防止物質を持つ) 世界有数の耐寒魚で、真冬の夜釣りが本番という本州の常識が通じないターゲット。水温が下がるほど岸に寄り、夜行性で夕マズメから時合に入る。氷の下から獲ったことが漢字名「氷下魚」の由来。
🎣 コマイを釣る一式砂利浜の夜釣りでキジハタが好調
🎣 キジハタを釣る一式イシダイと同属の底物で、石垣模様の斑点が名前の由来。強靭な歯でウニや貝を殻ごと砕く。イシダイより南方寄りだが北上中で、本州の磯でも普通に狙えるターゲットになりつつある。小笠原の母島では「5kg以下はリリース・1人1尾まで」の地元自主ルールがあり、大物釣り場ほど資源への配慮が根付いている。
🎣 イシガキダイを釣る一式河口・汽水域の泥底や石積みに潜み、夜に餌を探して動き出す降河回遊魚。身近な都市河川にも意外なほど生息するが、種としては絶滅危惧IB類 — 資源に配慮し、小型はリリース、必要な分だけ持ち帰るのがこれからの釣り人の作法。若魚は「メソ」(東京)「クロコ」(浜名湖) と呼ばれる。
🎣 ウナギを釣る一式イサキ科の大型魚で、茨城以南の太平洋岸・瀬戸内・日本海側は佐渡まで分布。幼魚は黄色と黒の縞模様だが、成長すると一変して灰褐色にオレンジの斑点散りばめた姿になる。根が点在する砂地に棲み、投げ釣り師の憧れのターゲットのひとつ。和歌山県田辺ではカイグレ→シブタ→エノミダイ→マチマワリと呼び名が変わる出世魚。
🎣 コロダイを釣る一式山陰〜九州北部の夜釣りの主役。地方名が非常に多く、関東では「アカイカ」、山陰では「シロイカ」、五島では「ゴトウイカ」— 同じイカが場所で別の名前になる代表格 (FishCast では曖昧な名前は名寄せに使わず検索のみ対応)。寿命は約1年。
🎣 ケンサキイカを釣る一式沖縄で「グルクン」と呼ばれる代表種。厳密にはグルクンはタカサゴ科の総称で、外見が酷似したニセタカサゴなどが市場でも区別されずに扱われている。潮通しの良いサンゴ礁外縁を大群で回遊するプランクトン食の魚で、危険を感じた時や夜間はサンゴの間に身を潜める。
🎣 タカサゴを釣る一式高知 (浦戸湾・四万十川) と宮崎に生息域が事実上限られる日本固有の巨魚で、国内の陸っぱりで1mを超えうる数少ないターゲット。⚠️環境省レッドリスト絶滅危惧IB類。**宮崎県では指定希少野生動植物として採捕が条例で禁止されている (2006年指定)** — 釣りが成立するのは高知県で、高知県も2018年に「注目種」に指定してキャッチ&リリース・販売目的の捕獲禁止・地域間の持ち出し禁止を呼びかけている。ルールを守れる人だけに開かれた釣りといえる。
🎣 アカメを釣る一式南日本の浅い岩礁に縄張りを持つ待ち伏せ型のハタ。伊豆・紀伊・四国・九州の太平洋岸ではハードロックゲームの主役で、沖縄では「アカミーバイ」と呼ばれるミーバイ (ハタ類) の代表格のひとつ。かつて伊豆・小笠原で最も普通の磯魚だったが近年資源減少が指摘されており、東京都は種苗放流による資源保全を進めている。
🎣 アカハタを釣る一式カワハギの近縁で、名の通り面長な顔つき。関西では「ハゲ」「ナガハゲ」と呼ばれる (「ハゲ」はカワハギ類の総称なので記録時は注意)。稚魚は流れ藻に付いて群れで回遊し、成魚は砂泥底〜岩礁の中間的な場所に着く。
🎣 ウマヅラハギを釣る一式旬の時期は各魚種のシーズン情報をもとにした目安です。実際の釣果は当日の天候・潮回りで変わるため、釣行前に FishCast のスコア予測でご確認ください。
5月のどの日に行くかは、条件で決められます
FishCast なら、潮汐・水温・気圧など7要因から釣り場ごとの今日のスコアを 0-100 で予測。 旬の魚が決まったら、次は釣行日を選ぶところから使えます。