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シーズンガイド ·

4月に関東で釣れる魚

4月)の関東で狙えるターゲットは 42(うち盛期 9 種)釣れている釣り場・釣り方とあわせて、今アツい魚や FishCast のスコア予測もご活用ください。

4月の釣りはどんな月か

4月は3月の流れが加速し、春の釣りが本格化する月です。シリヤケイカが産卵のために浅場へ集まって盛期を迎えるほか、アジ・クロダイ・シーバスの盛期も続きます。北日本ではホッケが接岸するシーズンに入り、地域によって主役が大きく変わるのも春の特徴です。適水温15〜22℃のマダイ、春のサワラ、そしてアオリイカの親イカ狙いもこの時期の楽しみといえます。一方でメバル・メジナ・カレイといった冬から春にかけての魚は、そろそろ終盤に差しかかります。狙うなら早めに動くのが得策です。水温が安定して上がりはじめると魚の活性も日ごとに変わるため、前回の釣行と同じ条件が通用しないこともあります。その変化そのものを楽しめるのが4月という月です。

4月の海況と釣行の注意

4月は移動性の高気圧と低気圧が交互に通過し、二、三日周期で天気が変わります。春の嵐と呼ばれる急速に発達する低気圧が通ることもあり、前日まで穏やかでも当日に強風と高波になることがあります。釣行の直前まで予報を確認する習慣をつけてください。日中と朝晩の気温差が大きいのもこの時期の特徴で、薄手の防寒着はまだ手放せません。また、藻が繁茂しはじめて仕掛けが引っかかりやすくなる場所もあります。根掛かりの多い釣り場では、予備の仕掛けを多めに用意しておくと安心です。

4月の釣り方のコツ

  • 産卵期のイカは夜間に浅場へ寄る傾向があります。日中に反応がなければ、夕方から夜にかけての時間帯に絞って入り直すと、結果が変わることがあります。
  • 春は海藻が伸びる時期です。根掛かりを恐れて沖ばかり狙わず、藻場の切れ目やその際を丁寧に通すことで、そこに着いている魚に手が届きます。
  • 冬から続くメバルやカレイは4月が終盤です。狙いたい魚があるなら後回しにせず、この月のうちに釣行の予定を組んでおくことを強くおすすめします。

4月に釣りを始めるなら

4月は気候が穏やかになり、初めての釣りに踏み出しやすい月です。堤防からのサビキ釣りなら、コマセを撒いて待つだけでアジやサバに出会えることがあり、仕掛けもセットで市販されています。寒さが和らぐぶん長めの釣行にも耐えやすく、家族連れでも計画しやすい時期です。まずはトイレと駐車場のある釣り公園や整備された漁港を選び、ライフジャケットを着けて短時間から試してみてください。

クロダイ盛期30〜50cm

磯・堤防・河口とフィールドを選ばない雑食性。落とし込み・ヘチ・フカセで狙う。警戒心が強く奥深い。

🎣 クロダイを釣る一式
シーバス盛期40〜80cm

ルアーフィッシングの代表ターゲット。河口・港湾・磯と多彩。バチ抜け・ハクパターンなど季節攻略が熱い。

🎣 シーバスを釣る一式
シリヤケイカ盛期胴長 15〜20cm

海釣り施設や堤防から手軽に狙える入門向けのイカ。砂泥底をボトムでベッタリ探るのがコツで、藻場を好むアオリイカとは好ポイントが異なる。

🎣 シリヤケイカを釣る一式
サクラマス盛期40〜60cm (50cm超は「板マス」)

ヤマメの降海型で、「海サクラ」と呼ばれるサーフ・磯のルアーゲームは北海道の冬〜春を代表する釣り。サケ同様に河川・湖沼での採捕は禁止されており、河口規制の対象魚種にも含まれるため、合法に狙えるのは規制範囲外の海面からのみ (体長20cm未満はリリース)。接岸は水温とベイトに支配され、潮回りへの依存は比較的弱い。

🎣 サクラマスを釣る一式
チカ盛期10〜25cm

ワカサギとよく似た海のキュウリウオ科で、本州ではほぼ馴染みがない北海道の定番ターゲット。漁港のサビキ釣りで最も手軽に数が出る魚で、道内のファミリーフィッシングはチカに始まりチカに終わると言われるほど。釣果は潮回りより「群れが港内に入っているか」で決まる。

🎣 チカを釣る一式
カーエー盛期30〜50cm (沖縄県記録54.5cm)

沖縄で「カーエー」と呼ばれる人気ターゲット。本土のアイゴとは別種で、藻の付いた護岸・テトラ・河口 (汽水もOK) に居着く。⚠️背ビレ・腹ビレ・尻ビレの棘に毒があり、刺されると激痛が数時間続く。死後も毒は有効なので、フィッシュグリップで掴み、釣り場でハサミを使って棘を切除するのが安全。

🎣 カーエーを釣る一式
ヒラスズキ盛期60〜70cm前後 (最大1m超)

スズキ (マルスズキ) とは別種で、外洋に面した荒磯のサラシに着く「磯の白い魔物」。普段は沖の岩礁帯におり、海が荒れるとサラシに紛れて接岸しベイトを襲う — 凪の日ではなく荒れた日にこそチャンスが来る、条件の釣りの代表格。マルスズキとの確実な見分けは下唇の裏に鱗があること (マルは無い)。体高があり尾柄が太いのも特徴。

🎣 ヒラスズキを釣る一式
ウミタナゴ盛期15〜25cm (30cm超はまれ)

アマモなどの藻場・岩礁・堤防壁際・テトラの隙間・船着き場のロープ周りと、「変化」のある場所に着く沿岸魚。水深 2〜3m の浅場でも釣れるため、足場の良い漁港で冬にのんびり狙うのに向く。2007年の分類再編でウミタナゴ属はアカタナゴ・アオタナゴ・ウミタナゴの3種に整理され、ウミタナゴはさらにウミタナゴ/マタナゴの2亜種に分かれる。

🎣 ウミタナゴを釣る一式
マダイ30〜70cm

「魚の王様」。乗っ込みシーズン (春) と落ちダイ (秋) が狙い目。タイラバ・カゴ釣りで人気。

🎣 マダイを釣る一式
メバル15〜25cm

夜釣りの定番。常夜灯下や藻場でメバリングが人気。冬場の貴重な活性魚。

🎣 メバルを釣る一式
カレイ25〜40cm

冬の投げ釣りの本命。河口・港湾の砂泥底でアオイソメ餌が定番。乗っ込み期は大型狙い。

🎣 カレイを釣る一式
サワラ50〜80cm

「サゴシ」サイズから「サワラ」へ。鋭い歯と高速チェイスでスリリング。ジグ・ミノーで攻略。

🎣 サワラを釣る一式
メジナ25〜40cm

磯釣りの王道ターゲット。フカセ釣りで磯場のオキアミ撒き餌に寄せる。寒グレは大型化。

🎣 メジナを釣る一式
ホッケ20〜30cm (根ボッケは40cm前後)

北海道の堤防釣りを代表する冷水性の回遊魚。道立研究機関の資料では産卵が水温15〜17℃で始まり8〜9℃で終わるとされ、水温が釣期を強く支配する。岸壁・防波堤に群れで接岸するため、回遊さえ当たれば初心者でも数釣りが楽しめる。本州の温帯沿岸ではほぼ狙えない北海道ならではのターゲット。

🎣 ホッケを釣る一式
ガーラ今アツいメッキは10〜30cm、陸っぱりの良型30cm超

港湾のルアーでガーラが好ターゲット

🎣 ガーラを釣る一式
コマイ15〜40cm

海水温0℃以下でも生きられる (血中に凍結防止物質を持つ) 世界有数の耐寒魚で、真冬の夜釣りが本番という本州の常識が通じないターゲット。水温が下がるほど岸に寄り、夜行性で夕マズメから時合に入る。氷の下から獲ったことが漢字名「氷下魚」の由来。

🎣 コマイを釣る一式
ソイ20〜40cm (最大60cm・3kg級)

北海道の夜の堤防を代表するロックフィッシュ。完全な夜行性で、日中はテトラや岩礁の隙間に潜み、日没後に出て捕食する。潮回りへの依存は弱く、「夜・地形・水温」の3点が釣果を決める — むしろ満月×大潮の明るすぎる夜は警戒されて活性が落ちることもある。常夜灯のある漁港なら真冬でも狙える貴重な冬ターゲット。

🎣 ソイを釣る一式
ニシン25〜35cm

「幻の魚」と言われるまで減ったニシンが、資源回復で2000年代以降に石狩湾へ戻ってきた。今では厳冬期の小樽・石狩の夜サビキが冬の風物詩になっている。産卵接岸は水温5〜9℃の冷水にゲートされ、接岸の有無がすべて — 潮回りより「今夜、群れが入るか」で釣果が決まる。

🎣 ニシンを釣る一式
コウイカ胴長15〜25cm (春の親イカは1kg級、稀に2kg)

「スミイカ」の名の通り墨の量が多い底棲のイカ。表層〜中層のアオリイカと対照的にボトムが全てで、地形 (砂泥底) と夜・マズメの時間帯への依存が強く、潮は動くタイミングで効く中程度。カタログ上は近縁のシリヤケイカと別種で、甲の後端に鋭いトゲがあるのがコウイカ、丸くくぼみ茶色い汁を出すのがシリヤケイカ。

🎣 コウイカを釣る一式
サヨリ20〜30cm (春の大型「カンヌキ」は40cm級)

下顎が針のように突き出たダツ目の表層回遊魚。海面直下をすくうように捕食するため、釣りは終始タナ数十cmの表層で完結する。潮の動き (特に上げ潮での接岸) と群れの有無に強く依存し、底質・地形への依存は低い。コマセで群れを足止めできれば数釣り、良型のカンヌキなら引きも食味も一級。

🎣 サヨリを釣る一式
エソ20〜40cm

砂地に潜んで小魚を待ち伏せる細長い魚。爬虫類のような顔と鋭い歯が特徴で、ルアーへの反応は本命級に良い。リリースされがちだが、すり身文化圏 (西日本) では立派な水揚げ対象。

🎣 エソを釣る一式
コブダイ60〜80cm (最大1m超)

「鯛」と名乗るが実はベラ科の最大級種。雌性先熟で、50cmを超える頃に頭のコブが張り出して雄に性転換し、ハーレムを率いる。水深50m以浅の岩礁・波止周辺に居着き、サザエやカキを殻ごと砕く顎の力は堤防釣りで対峙できる魚の中でも別格。寿命は約20年。

🎣 コブダイを釣る一式
コロダイ60cm前後 (最大80cm)

イサキ科の大型魚で、茨城以南の太平洋岸・瀬戸内・日本海側は佐渡まで分布。幼魚は黄色と黒の縞模様だが、成長すると一変して灰褐色にオレンジの斑点散りばめた姿になる。根が点在する砂地に棲み、投げ釣り師の憧れのターゲットのひとつ。和歌山県田辺ではカイグレ→シブタ→エノミダイ→マチマワリと呼び名が変わる出世魚。

🎣 コロダイを釣る一式
ボラ30〜40cm (トドは40cm以上・最大50cm前後)

全国の港・河口・水路にいる出世魚。ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドと成長で呼び名が変わる (順序は地域・資料により前後する)。泥底に沈んだデトリタス (有機物の微粒) を泥ごと食べる独特の食性で、港内・河口の泥底と結び付きが強い。若魚の「イナ」はブリの若魚「イナダ」と一字違いだが別種。

🎣 ボラを釣る一式
オオモンハタ35〜40cmが中心 (最大50cm・2kg級)

「岩礁と砂地の境目」に着く南方系のハタ。ハタ類なのに遊泳性が高く、中層まで泳いでベイトを追う — 尾ビレが三角形 (長距離遊泳型) で、丸いうちわ型のアカハタと対照的。2015年以降、繁殖前線が相模湾まで北上して定着したことが神奈川県水産技術センターの記録で確認されており、温暖化で釣れるエリアが広がり続けている魚。

🎣 オオモンハタを釣る一式
ベラ雌20cm・雄30cm前後

内湾の静かな浅い岩礁域の、砂利や砂が混じる場所に棲む。雌性先熟の性転換魚で、小型のうちは雌 (赤褐色=アカベラ)、成長すると雄 (青緑色=アオベラ) に変わる — 色が違っても同じ魚。夜間と冬は砂に潜って休む習性が水族館の飼育観察で確認されている。

🎣 ベラを釣る一式
タカサゴ20〜30cm前後

沖縄で「グルクン」と呼ばれる代表種。厳密にはグルクンはタカサゴ科の総称で、外見が酷似したニセタカサゴなどが市場でも区別されずに扱われている。潮通しの良いサンゴ礁外縁を大群で回遊するプランクトン食の魚で、危険を感じた時や夜間はサンゴの間に身を潜める。

🎣 タカサゴを釣る一式
ニザダイ30〜45cm前後 (最大50cm)

尾柄部の黒斑3つを「三」の字に見立てて「サンノジ」。メジナと同じ潮通しの良い岩礁帯で群れ、石灰藻や海藻を主食にする藻食寄りの雑食魚。尾柄部に3〜5枚の硬く鋭い骨質板があり、素手で掴むと手を切る (毒性の記載は権威ある図鑑には無く、物理的な切創リスク)。フィッシュグリップ・軍手で扱うこと。

🎣 ニザダイを釣る一式
クエ陸っぱりは40〜80cm (最大1m超・30kg級)

磯の大物釣りの最高峰。日中は岩穴や岩棚の奥に単独で潜み、薄暮時に活発になる。九州では「アラ」と呼ばれるが、標準和名アラ (アラ科) は別種なので記録時は注意。近年は海水温上昇に伴い日本海側でも漁獲が増えている。

🎣 クエを釣る一式
ブダイ25〜35cm (最大45cm前後)

頑丈な歯で海藻を噛みちぎり、喉の咽頭歯ですり潰して食べる磯の藻食魚。夏は石灰藻や甲殻類、冬は褐藻と食性が季節で入れ替わり、釣りのエサもそれに合わせて変わるのが面白い。関西・和歌山では「イガミ」— 釣り上げると歯をむき出して「啀 (いが) む」姿から。

🎣 ブダイを釣る一式
ウマヅラハギ25〜30cm前後

カワハギの近縁で、名の通り面長な顔つき。関西では「ハゲ」「ナガハゲ」と呼ばれる (「ハゲ」はカワハギ類の総称なので記録時は注意)。稚魚は流れ藻に付いて群れで回遊し、成魚は砂泥底〜岩礁の中間的な場所に着く。

🎣 ウマヅラハギを釣る一式
ヤリイカ胴長オス30〜40cm・メス20〜25cm

普段は水深50〜250mに暮らし、産卵期の冬〜春だけ堤防の射程に入ってくる「冬の夜の風物詩」。堤防先端の潮通しの良い場所と、産卵場になる周辺の岩礁・海藻帯がポイントになる。地方名が紛らわしく、愛知・但馬・九州の一部では本種を「ケンサキイカ」と呼ぶ地域がある — 胴の先端が槍のように鋭く尖り、腕が細く短いのがヤリイカ。

🎣 ヤリイカを釣る一式
ヒラマサ陸っぱりは数kg〜10kg級 (最大1m超)

ブリと並ぶ大型青物だが、より岸寄り・高水温を好み、突進力は青物屈指。ブリとの見分けは黄色の縦帯と胸ビレの位置関係 (ヒラマサは重なる)・口角の丸み・平たい体型。出世魚ではなく、生涯ヒラマサのまま。

🎣 ヒラマサを釣る一式
キビレ30〜40cm (45cm超は大型)

標準和名キチヌ。近畿以西では「キビレ」の通称が定着している。腹ビレ・尻ビレ・尾ビレの黄色が名の由来で、クロダイとの確実な見分けは側線上の鱗の枚数 (キビレ3.5〜4.5枚と大きい)。都市河川の河口にも多く、身近な汽水のゲームフィッシュとして人気上昇中。

🎣 キビレを釣る一式
ドンコ25〜40cm

標準和名チゴダラ (タラ目)。かつて北の浅場個体は「エゾイソアイナメ」と呼ばれ別種扱いだったが、2019年の遺伝子解析で差が無いことが分かりチゴダラに統合された。堤防の捨て石・テトラ・岸壁の際の根の隙間に潜み、夜に出てきてエサを漁る。なお本州中部以西の川で「ドンコ」と呼ぶのは別の淡水魚 (ハゼ亜目) で、生態情報を混同しやすいので注意。

🎣 ドンコを釣る一式
イシダイ堤防のサンバソウ20〜30cm・磯の成魚50cm前後

磯の底物釣りの本命として「王者」と呼ばれる一方、陸っぱり視点では堤防のテトラ周りで釣れる幼魚「サンバソウ」の数釣りが入門になる、二つの顔を持つ魚。若魚の縞模様は成長と共に薄れ、老成したオスは縞が消えて口の周りが黒くなり「クチグロ」と呼ばれる別格の存在になる。岩礁帯一択の底物で、潮の利いた岩礁の落ち込み・沈み根が好ポイント。

🎣 イシダイを釣る一式

旬の時期は各魚種のシーズン情報をもとにした目安です。実際の釣果は当日の天候・潮回りで変わるため、釣行前に FishCast のスコア予測でご確認ください。

4月のどの日に行くかは、条件で決められます

FishCast なら、潮汐・水温・気圧など7要因から釣り場ごとの今日のスコアを 0-100 で予測。 旬の魚が決まったら、次は釣行日を選ぶところから使えます。