FishCast

シーズンガイド ·

12月に関東で釣れる魚

12月)の関東で狙えるターゲットは 39(うち盛期 13 種)釣れている釣り場・釣り方とあわせて、今アツい魚や FishCast のスコア予測もご活用ください。

12月の釣りはどんな月か

12月は狙える魚の種類が絞られ、冬の釣りへ本格的に切り替わる月です。カサゴが盛期に入り、根周りでの探り釣りが面白くなります。メバルとメジナが戻り、カレイとヒラメも冬の主役として定着します。カマスとホッケはこの月が年内の最後になるため、狙いたいなら早めの釣行が正解です。アジ、クロダイ、シーバスは通年狙えますが、水温の低下とともに深場や水温の安定した場所へ移っていきます。種類が減るぶん狙いを決めやすく、釣りの組み立てがシンプルになるのが冬の良さです。寒さは厳しくなりますが、人が少なく静かな堤防で一匹に集中できる時間は、この季節ならではの魅力といえます。防寒さえきちんと整えられれば、冬の堤防は決して不毛な場所ではありません。

12月の海況と釣行の注意

12月は西高東低の冬型の気圧配置が定着し、北寄りの強い季節風が吹く日が増えます。地域によっては風向きひとつで釣りにならない日も出てくるため、釣行前の風予報の確認が欠かせません。日没が一年で最も早い時期にあたり、実釣に使える明るい時間はかなり短くなります。夕マズメを狙うなら早めの入りが必要です。冷え込みが強い日は濡れた堤防やスロープが凍ることがあり、滑落の危険が高まります。厚着で動きが鈍くなることも考え、ライフジャケットの着用と、無理をしない撤収の判断を徹底してください。

12月の釣り方のコツ

  • カサゴの穴釣りが盛期に入ります。テトラや捨て石の隙間へ一つずつ落とし込み、反応がなければすぐ移動する。手数の多さがそのまま釣果になります。
  • カマスとホッケは今月が年内最後です。地域で釣れているなら後回しにせず、この月のうちに一度は竿を出しておくことをおすすめします。
  • 明るい時間が短い月です。日没の時刻を事前に調べ、片付けまで含めて明るいうちに終えられる時間割を組んでから、釣り場へ向かいましょう。

12月に釣りを始めるなら

12月に始めるなら、日が短いぶん夕方の時間帯に狙いを絞るのが効率的です。日没の前後はメバルやカサゴが浅場へ出てくるため、堤防際をゆっくり探る釣りなら短時間でも出会える可能性があります。遠投も難しい操作も必要ありません。ただし寒さ対策だけは万全にしてください。防寒着、手袋、滑りにくい靴は必須です。暗くなる前に片付けを終える計画にしておくと安全です。

コマイ盛期15〜40cm

海水温0℃以下でも生きられる (血中に凍結防止物質を持つ) 世界有数の耐寒魚で、真冬の夜釣りが本番という本州の常識が通じないターゲット。水温が下がるほど岸に寄り、夜行性で夕マズメから時合に入る。氷の下から獲ったことが漢字名「氷下魚」の由来。

🎣 コマイを釣る一式
カワハギ盛期15〜25cm (夏の新子は10cm前後)

小さなおちょぼ口で餌だけを器用に盗る「エサ取り名人」。完全な昼行性の視覚捕食者で、夜はまったく釣れないという分かりやすい魚でもある。適水温 (20〜25℃) を割ると深場へ移動するため、接岸そのものが水温にゲートされる。ゲーム性の高い駆け引きと肝の食味で、堤防釣りの奥深さを代表するターゲット。

🎣 カワハギを釣る一式
ハタハタ盛期15〜20cm

「魚へんに雷」と書く通り、雷の鳴る初冬の時化に岸へ寄る深海性の魚。普段は水深250m前後の砂泥底におり、産卵期だけ藻場のある浅場へ大群で接岸する。鱗が無く、ヒレを広げた姿が美しい。秋田県の「県の魚」。

🎣 ハタハタを釣る一式
ヒイカ盛期胴長5〜12cm

胴長10cm前後の小型イカで、標準和名はジンドウイカ。湾奥の静かな漁港に冬の夜だけ現れる手軽なターゲットとして、ライトエギングの入門種になっている。「マルイカ」と呼ぶ地域もあるが、その名はケンサキイカを指す地域もあるため名前だけでの判断は禁物。

🎣 ヒイカを釣る一式
イイダコ盛期全長10〜20cm (最大30cm)

内湾の砂泥底に棲む小さなタコで、昼は貝殻や石の隙間に隠れる。胴に詰まった卵が米飯に見えることが「飯蛸」の名の由来。マダコと違い波の穏やかな内湾を好み、堤防の捨て石帯周りの砂泥底が陸っぱりの本命ポイント。

🎣 イイダコを釣る一式
ボラ盛期30〜40cm (トドは40cm以上・最大50cm前後)

全国の港・河口・水路にいる出世魚。ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドと成長で呼び名が変わる (順序は地域・資料により前後する)。泥底に沈んだデトリタス (有機物の微粒) を泥ごと食べる独特の食性で、港内・河口の泥底と結び付きが強い。若魚の「イナ」はブリの若魚「イナダ」と一字違いだが別種。

🎣 ボラを釣る一式
ハゼクチ盛期30〜50cm (日本最大のハゼ科)

有明海・八代海にしかいない日本最大のハゼ科魚類。河川感潮帯の泥底に棲み、多毛類やカニを食べて50cm近くまで育つ。⚠️環境省レッドリスト絶滅危惧II類 (干拓・河口堰・水質汚濁による減少)。ムツゴロウと混同されがちだが科レベルで別の魚 (ムツゴロウは干潟の巣穴で暮らすオクスデルクス科)。

🎣 ハゼクチを釣る一式
クエ盛期陸っぱりは40〜80cm (最大1m超・30kg級)

磯の大物釣りの最高峰。日中は岩穴や岩棚の奥に単独で潜み、薄暮時に活発になる。九州では「アラ」と呼ばれるが、標準和名アラ (アラ科) は別種なので記録時は注意。近年は海水温上昇に伴い日本海側でも漁獲が増えている。

🎣 クエを釣る一式
ブダイ盛期25〜35cm (最大45cm前後)

頑丈な歯で海藻を噛みちぎり、喉の咽頭歯ですり潰して食べる磯の藻食魚。夏は石灰藻や甲殻類、冬は褐藻と食性が季節で入れ替わり、釣りのエサもそれに合わせて変わるのが面白い。関西・和歌山では「イガミ」— 釣り上げると歯をむき出して「啀 (いが) む」姿から。

🎣 ブダイを釣る一式
ウマヅラハギ盛期25〜30cm前後

カワハギの近縁で、名の通り面長な顔つき。関西では「ハゲ」「ナガハゲ」と呼ばれる (「ハゲ」はカワハギ類の総称なので記録時は注意)。稚魚は流れ藻に付いて群れで回遊し、成魚は砂泥底〜岩礁の中間的な場所に着く。

🎣 ウマヅラハギを釣る一式
ドンコ盛期25〜40cm

標準和名チゴダラ (タラ目)。かつて北の浅場個体は「エゾイソアイナメ」と呼ばれ別種扱いだったが、2019年の遺伝子解析で差が無いことが分かりチゴダラに統合された。堤防の捨て石・テトラ・岸壁の際の根の隙間に潜み、夜に出てきてエサを漁る。なお本州中部以西の川で「ドンコ」と呼ぶのは別の淡水魚 (ハゼ亜目) で、生態情報を混同しやすいので注意。

🎣 ドンコを釣る一式
ウミタナゴ盛期15〜25cm (30cm超はまれ)

アマモなどの藻場・岩礁・堤防壁際・テトラの隙間・船着き場のロープ周りと、「変化」のある場所に着く沿岸魚。水深 2〜3m の浅場でも釣れるため、足場の良い漁港で冬にのんびり狙うのに向く。2007年の分類再編でウミタナゴ属はアカタナゴ・アオタナゴ・ウミタナゴの3種に整理され、ウミタナゴはさらにウミタナゴ/マタナゴの2亜種に分かれる。

🎣 ウミタナゴを釣る一式
クロダイ30〜50cm

磯・堤防・河口とフィールドを選ばない雑食性。落とし込み・ヘチ・フカセで狙う。警戒心が強く奥深い。

🎣 クロダイを釣る一式
シーバス40〜80cm

ルアーフィッシングの代表ターゲット。河口・港湾・磯と多彩。バチ抜け・ハクパターンなど季節攻略が熱い。

🎣 シーバスを釣る一式
メバル15〜25cm

夜釣りの定番。常夜灯下や藻場でメバリングが人気。冬場の貴重な活性魚。

🎣 メバルを釣る一式
ヒラメ40〜70cm

「サーフの王者」。砂浜・河口でルアー・泳がせ釣り。低水温期に活性が上がる冬の本命魚。

🎣 ヒラメを釣る一式
カレイ25〜40cm

冬の投げ釣りの本命。河口・港湾の砂泥底でアオイソメ餌が定番。乗っ込み期は大型狙い。

🎣 カレイを釣る一式
メジナ25〜40cm

磯釣りの王道ターゲット。フカセ釣りで磯場のオキアミ撒き餌に寄せる。寒グレは大型化。

🎣 メジナを釣る一式
ホッケ20〜30cm (根ボッケは40cm前後)

北海道の堤防釣りを代表する冷水性の回遊魚。道立研究機関の資料では産卵が水温15〜17℃で始まり8〜9℃で終わるとされ、水温が釣期を強く支配する。岸壁・防波堤に群れで接岸するため、回遊さえ当たれば初心者でも数釣りが楽しめる。本州の温帯沿岸ではほぼ狙えない北海道ならではのターゲット。

🎣 ホッケを釣る一式
ガーラ今アツいメッキは10〜30cm、陸っぱりの良型30cm超

港湾のルアーでガーラが好ターゲット

🎣 ガーラを釣る一式
カマス今アツい20〜30cm (良型40cm超、最大50cm級)

つり公園に群れが襲来、足元サビキで爆釣中

🎣 カマスを釣る一式
サケ60〜80cm (3〜5kg)

北海道のショア釣り最大の風物詩。ただし法規制が最も厳しい魚でもあり、河川・湖沼など内水面での採捕は水産資源保護法で全面禁止 (罰則あり)、さらに全道約111河川の河口周辺には距離・期間つきの河口規制が設定されている。合法に狙えるのは規制範囲外の海面 (サーフ・漁港・堤防) からのみで、体長20cm未満はリリースが義務。接岸のトリガーは秋の水温低下で、朝夕マズメと適度な波っ気が時合を作る。

🎣 サケを釣る一式
サクラマス40〜60cm (50cm超は「板マス」)

ヤマメの降海型で、「海サクラ」と呼ばれるサーフ・磯のルアーゲームは北海道の冬〜春を代表する釣り。サケ同様に河川・湖沼での採捕は禁止されており、河口規制の対象魚種にも含まれるため、合法に狙えるのは規制範囲外の海面からのみ (体長20cm未満はリリース)。接岸は水温とベイトに支配され、潮回りへの依存は比較的弱い。

🎣 サクラマスを釣る一式
チカ10〜25cm

ワカサギとよく似た海のキュウリウオ科で、本州ではほぼ馴染みがない北海道の定番ターゲット。漁港のサビキ釣りで最も手軽に数が出る魚で、道内のファミリーフィッシングはチカに始まりチカに終わると言われるほど。釣果は潮回りより「群れが港内に入っているか」で決まる。

🎣 チカを釣る一式
ソイ20〜40cm (最大60cm・3kg級)

北海道の夜の堤防を代表するロックフィッシュ。完全な夜行性で、日中はテトラや岩礁の隙間に潜み、日没後に出て捕食する。潮回りへの依存は弱く、「夜・地形・水温」の3点が釣果を決める — むしろ満月×大潮の明るすぎる夜は警戒されて活性が落ちることもある。常夜灯のある漁港なら真冬でも狙える貴重な冬ターゲット。

🎣 ソイを釣る一式
サヨリ20〜30cm (春の大型「カンヌキ」は40cm級)

下顎が針のように突き出たダツ目の表層回遊魚。海面直下をすくうように捕食するため、釣りは終始タナ数十cmの表層で完結する。潮の動き (特に上げ潮での接岸) と群れの有無に強く依存し、底質・地形への依存は低い。コマセで群れを足止めできれば数釣り、良型のカンヌキなら引きも食味も一級。

🎣 サヨリを釣る一式
エソ20〜40cm

砂地に潜んで小魚を待ち伏せる細長い魚。爬虫類のような顔と鋭い歯が特徴で、ルアーへの反応は本命級に良い。リリースされがちだが、すり身文化圏 (西日本) では立派な水揚げ対象。

🎣 エソを釣る一式
コブダイ60〜80cm (最大1m超)

「鯛」と名乗るが実はベラ科の最大級種。雌性先熟で、50cmを超える頃に頭のコブが張り出して雄に性転換し、ハーレムを率いる。水深50m以浅の岩礁・波止周辺に居着き、サザエやカキを殻ごと砕く顎の力は堤防釣りで対峙できる魚の中でも別格。寿命は約20年。

🎣 コブダイを釣る一式
オオモンハタ35〜40cmが中心 (最大50cm・2kg級)

「岩礁と砂地の境目」に着く南方系のハタ。ハタ類なのに遊泳性が高く、中層まで泳いでベイトを追う — 尾ビレが三角形 (長距離遊泳型) で、丸いうちわ型のアカハタと対照的。2015年以降、繁殖前線が相模湾まで北上して定着したことが神奈川県水産技術センターの記録で確認されており、温暖化で釣れるエリアが広がり続けている魚。

🎣 オオモンハタを釣る一式
タカサゴ20〜30cm前後

沖縄で「グルクン」と呼ばれる代表種。厳密にはグルクンはタカサゴ科の総称で、外見が酷似したニセタカサゴなどが市場でも区別されずに扱われている。潮通しの良いサンゴ礁外縁を大群で回遊するプランクトン食の魚で、危険を感じた時や夜間はサンゴの間に身を潜める。

🎣 タカサゴを釣る一式
ニザダイ30〜45cm前後 (最大50cm)

尾柄部の黒斑3つを「三」の字に見立てて「サンノジ」。メジナと同じ潮通しの良い岩礁帯で群れ、石灰藻や海藻を主食にする藻食寄りの雑食魚。尾柄部に3〜5枚の硬く鋭い骨質板があり、素手で掴むと手を切る (毒性の記載は権威ある図鑑には無く、物理的な切創リスク)。フィッシュグリップ・軍手で扱うこと。

🎣 ニザダイを釣る一式
カーエー30〜50cm (沖縄県記録54.5cm)

沖縄で「カーエー」と呼ばれる人気ターゲット。本土のアイゴとは別種で、藻の付いた護岸・テトラ・河口 (汽水もOK) に居着く。⚠️背ビレ・腹ビレ・尻ビレの棘に毒があり、刺されると激痛が数時間続く。死後も毒は有効なので、フィッシュグリップで掴み、釣り場でハサミを使って棘を切除するのが安全。

🎣 カーエーを釣る一式
ヒラスズキ60〜70cm前後 (最大1m超)

スズキ (マルスズキ) とは別種で、外洋に面した荒磯のサラシに着く「磯の白い魔物」。普段は沖の岩礁帯におり、海が荒れるとサラシに紛れて接岸しベイトを襲う — 凪の日ではなく荒れた日にこそチャンスが来る、条件の釣りの代表格。マルスズキとの確実な見分けは下唇の裏に鱗があること (マルは無い)。体高があり尾柄が太いのも特徴。

🎣 ヒラスズキを釣る一式
ヤリイカ胴長オス30〜40cm・メス20〜25cm

普段は水深50〜250mに暮らし、産卵期の冬〜春だけ堤防の射程に入ってくる「冬の夜の風物詩」。堤防先端の潮通しの良い場所と、産卵場になる周辺の岩礁・海藻帯がポイントになる。地方名が紛らわしく、愛知・但馬・九州の一部では本種を「ケンサキイカ」と呼ぶ地域がある — 胴の先端が槍のように鋭く尖り、腕が細く短いのがヤリイカ。

🎣 ヤリイカを釣る一式
キビレ30〜40cm (45cm超は大型)

標準和名キチヌ。近畿以西では「キビレ」の通称が定着している。腹ビレ・尻ビレ・尾ビレの黄色が名の由来で、クロダイとの確実な見分けは側線上の鱗の枚数 (キビレ3.5〜4.5枚と大きい)。都市河川の河口にも多く、身近な汽水のゲームフィッシュとして人気上昇中。

🎣 キビレを釣る一式
コノシロ20cm前後 (良型は25〜30cm)

ニシン科の出世魚で、シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロと名前が変わる。湾奥のサビキ釣りで秋〜冬に数釣りが楽しめる身近なターゲット。よく似たサッパとは、背ビレ後端の軟条が糸状に長く伸びること・背中に小黒点の列があること・エラ蓋後方の大きな黒斑で見分けられる。

🎣 コノシロを釣る一式

旬の時期は各魚種のシーズン情報をもとにした目安です。実際の釣果は当日の天候・潮回りで変わるため、釣行前に FishCast のスコア予測でご確認ください。

12月のどの日に行くかは、条件で決められます

FishCast なら、潮汐・水温・気圧など7要因から釣り場ごとの今日のスコアを 0-100 で予測。 旬の魚が決まったら、次は釣行日を選ぶところから使えます。