FishCast

シーズンガイド ·

1月に関東で釣れる魚

1月)の関東で狙えるターゲットは 33(うち盛期 8 種)釣れている釣り場・釣り方とあわせて、今アツい魚や FishCast のスコア予測もご活用ください。

1月の釣りはどんな月か

1月は一年のなかでも海の水温が低い時期にあたります。水は空気に比べて温まりにくく冷めにくいため、真冬の冷え込みに少し遅れる形で水温が下がっていきます(下がり方には地域差があります)。狙える魚の種類は絞られますが、そのぶん低水温を得意とする魚がはっきりと主役に回ります。岩礁やテトラの隙間に潜むカサゴはこの時期が盛期で、堤防の足元でも手堅く顔を出してくれます。適水温が8〜15℃と低いカレイ、10〜20℃のメバル、そして磯のメジナやヒラメも冬の看板です。一方でアジ・クロダイ・シーバスといった通年狙える魚は、深場や水温の安定した場所に落ちていることが多く、探す範囲を絞り込む釣りになります。数を伸ばす季節ではなく一匹の価値が高い季節だと考えて、ポイントとタナを丁寧に詰めていきましょう。

1月の海況と釣行の注意

冬型の気圧配置が続くと北寄りの季節風が吹きつけ、堤防の上は体感温度がぐっと下がります。風が強い日は仕掛けが流されて釣りにならないだけでなく、うねりが入って足場が濡れることもあります。日の出が遅く日没が早いため、行動できる時間そのものが短い点も計算に入れてください。濡れた堤防やテトラは気温が下がると凍ることがあり、滑落のリスクが上がります。無理に先端や高い場所へ出ず、風裏になる港内側から入るのが安全です。防寒着とライフジャケットは必ず着用し、単独釣行はなるべく避けましょう。

1月の釣り方のコツ

  • カサゴは障害物の隙間に定位しています。ブラクリやテキサスリグで穴を一つひとつ探り、反応がなければすぐ次へ。移動を繰り返すほど数が伸びていきます。
  • 真冬は水温がわずかに上がる日中が狙い目になりやすい時期です。朝一番にこだわらず、10時から15時ごろを本命の時間として組み立ててみてください。
  • カレイやメバルは深場や水温の安定した場所に集まります。港内の船道、岸壁沿いの掘れ込みなど、周囲より一段深い場所を優先して探ってみましょう。

1月に釣りを始めるなら

冬に始めるなら、短い竿とブラクリ仕掛けで足元の隙間を探る穴釣りが向いています。遠投も繊細な操作もいらず、カサゴなら真冬でも反応してくれるからです。仕掛けが安価で、根掛かりしても痛手が小さいのも入門向きです。ただし寒さ対策だけは手を抜かないでください。手がかじかむと結束もできなくなります。防寒手袋と温かい飲み物を用意し、短時間で切り上げる計画にしておくと続けやすくなります。

ヒイカ盛期胴長5〜12cm

胴長10cm前後の小型イカで、標準和名はジンドウイカ。湾奥の静かな漁港に冬の夜だけ現れる手軽なターゲットとして、ライトエギングの入門種になっている。「マルイカ」と呼ぶ地域もあるが、その名はケンサキイカを指す地域もあるため名前だけでの判断は禁物。

🎣 ヒイカを釣る一式
ボラ盛期30〜40cm (トドは40cm以上・最大50cm前後)

全国の港・河口・水路にいる出世魚。ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドと成長で呼び名が変わる (順序は地域・資料により前後する)。泥底に沈んだデトリタス (有機物の微粒) を泥ごと食べる独特の食性で、港内・河口の泥底と結び付きが強い。若魚の「イナ」はブリの若魚「イナダ」と一字違いだが別種。

🎣 ボラを釣る一式
ハゼクチ盛期30〜50cm (日本最大のハゼ科)

有明海・八代海にしかいない日本最大のハゼ科魚類。河川感潮帯の泥底に棲み、多毛類やカニを食べて50cm近くまで育つ。⚠️環境省レッドリスト絶滅危惧II類 (干拓・河口堰・水質汚濁による減少)。ムツゴロウと混同されがちだが科レベルで別の魚 (ムツゴロウは干潟の巣穴で暮らすオクスデルクス科)。

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クエ盛期陸っぱりは40〜80cm (最大1m超・30kg級)

磯の大物釣りの最高峰。日中は岩穴や岩棚の奥に単独で潜み、薄暮時に活発になる。九州では「アラ」と呼ばれるが、標準和名アラ (アラ科) は別種なので記録時は注意。近年は海水温上昇に伴い日本海側でも漁獲が増えている。

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ブダイ盛期25〜35cm (最大45cm前後)

頑丈な歯で海藻を噛みちぎり、喉の咽頭歯ですり潰して食べる磯の藻食魚。夏は石灰藻や甲殻類、冬は褐藻と食性が季節で入れ替わり、釣りのエサもそれに合わせて変わるのが面白い。関西・和歌山では「イガミ」— 釣り上げると歯をむき出して「啀 (いが) む」姿から。

🎣 ブダイを釣る一式
ドンコ盛期25〜40cm

標準和名チゴダラ (タラ目)。かつて北の浅場個体は「エゾイソアイナメ」と呼ばれ別種扱いだったが、2019年の遺伝子解析で差が無いことが分かりチゴダラに統合された。堤防の捨て石・テトラ・岸壁の際の根の隙間に潜み、夜に出てきてエサを漁る。なお本州中部以西の川で「ドンコ」と呼ぶのは別の淡水魚 (ハゼ亜目) で、生態情報を混同しやすいので注意。

🎣 ドンコを釣る一式
ウミタナゴ盛期15〜25cm (30cm超はまれ)

アマモなどの藻場・岩礁・堤防壁際・テトラの隙間・船着き場のロープ周りと、「変化」のある場所に着く沿岸魚。水深 2〜3m の浅場でも釣れるため、足場の良い漁港で冬にのんびり狙うのに向く。2007年の分類再編でウミタナゴ属はアカタナゴ・アオタナゴ・ウミタナゴの3種に整理され、ウミタナゴはさらにウミタナゴ/マタナゴの2亜種に分かれる。

🎣 ウミタナゴを釣る一式
クロダイ30〜50cm

磯・堤防・河口とフィールドを選ばない雑食性。落とし込み・ヘチ・フカセで狙う。警戒心が強く奥深い。

🎣 クロダイを釣る一式
シーバス40〜80cm

ルアーフィッシングの代表ターゲット。河口・港湾・磯と多彩。バチ抜け・ハクパターンなど季節攻略が熱い。

🎣 シーバスを釣る一式
メバル15〜25cm

夜釣りの定番。常夜灯下や藻場でメバリングが人気。冬場の貴重な活性魚。

🎣 メバルを釣る一式
ヒラメ40〜70cm

「サーフの王者」。砂浜・河口でルアー・泳がせ釣り。低水温期に活性が上がる冬の本命魚。

🎣 ヒラメを釣る一式
カレイ25〜40cm

冬の投げ釣りの本命。河口・港湾の砂泥底でアオイソメ餌が定番。乗っ込み期は大型狙い。

🎣 カレイを釣る一式
メジナ25〜40cm

磯釣りの王道ターゲット。フカセ釣りで磯場のオキアミ撒き餌に寄せる。寒グレは大型化。

🎣 メジナを釣る一式
ガーラ今アツいメッキは10〜30cm、陸っぱりの良型30cm超

港湾のルアーでガーラが好ターゲット

🎣 ガーラを釣る一式
サクラマス40〜60cm (50cm超は「板マス」)

ヤマメの降海型で、「海サクラ」と呼ばれるサーフ・磯のルアーゲームは北海道の冬〜春を代表する釣り。サケ同様に河川・湖沼での採捕は禁止されており、河口規制の対象魚種にも含まれるため、合法に狙えるのは規制範囲外の海面からのみ (体長20cm未満はリリース)。接岸は水温とベイトに支配され、潮回りへの依存は比較的弱い。

🎣 サクラマスを釣る一式
チカ10〜25cm

ワカサギとよく似た海のキュウリウオ科で、本州ではほぼ馴染みがない北海道の定番ターゲット。漁港のサビキ釣りで最も手軽に数が出る魚で、道内のファミリーフィッシングはチカに始まりチカに終わると言われるほど。釣果は潮回りより「群れが港内に入っているか」で決まる。

🎣 チカを釣る一式
コマイ15〜40cm

海水温0℃以下でも生きられる (血中に凍結防止物質を持つ) 世界有数の耐寒魚で、真冬の夜釣りが本番という本州の常識が通じないターゲット。水温が下がるほど岸に寄り、夜行性で夕マズメから時合に入る。氷の下から獲ったことが漢字名「氷下魚」の由来。

🎣 コマイを釣る一式
ソイ20〜40cm (最大60cm・3kg級)

北海道の夜の堤防を代表するロックフィッシュ。完全な夜行性で、日中はテトラや岩礁の隙間に潜み、日没後に出て捕食する。潮回りへの依存は弱く、「夜・地形・水温」の3点が釣果を決める — むしろ満月×大潮の明るすぎる夜は警戒されて活性が落ちることもある。常夜灯のある漁港なら真冬でも狙える貴重な冬ターゲット。

🎣 ソイを釣る一式
ニシン25〜35cm

「幻の魚」と言われるまで減ったニシンが、資源回復で2000年代以降に石狩湾へ戻ってきた。今では厳冬期の小樽・石狩の夜サビキが冬の風物詩になっている。産卵接岸は水温5〜9℃の冷水にゲートされ、接岸の有無がすべて — 潮回りより「今夜、群れが入るか」で釣果が決まる。

🎣 ニシンを釣る一式
ハタハタ15〜20cm

「魚へんに雷」と書く通り、雷の鳴る初冬の時化に岸へ寄る深海性の魚。普段は水深250m前後の砂泥底におり、産卵期だけ藻場のある浅場へ大群で接岸する。鱗が無く、ヒレを広げた姿が美しい。秋田県の「県の魚」。

🎣 ハタハタを釣る一式
エソ20〜40cm

砂地に潜んで小魚を待ち伏せる細長い魚。爬虫類のような顔と鋭い歯が特徴で、ルアーへの反応は本命級に良い。リリースされがちだが、すり身文化圏 (西日本) では立派な水揚げ対象。

🎣 エソを釣る一式
イイダコ全長10〜20cm (最大30cm)

内湾の砂泥底に棲む小さなタコで、昼は貝殻や石の隙間に隠れる。胴に詰まった卵が米飯に見えることが「飯蛸」の名の由来。マダコと違い波の穏やかな内湾を好み、堤防の捨て石帯周りの砂泥底が陸っぱりの本命ポイント。

🎣 イイダコを釣る一式
コブダイ60〜80cm (最大1m超)

「鯛」と名乗るが実はベラ科の最大級種。雌性先熟で、50cmを超える頃に頭のコブが張り出して雄に性転換し、ハーレムを率いる。水深50m以浅の岩礁・波止周辺に居着き、サザエやカキを殻ごと砕く顎の力は堤防釣りで対峙できる魚の中でも別格。寿命は約20年。

🎣 コブダイを釣る一式
タカサゴ20〜30cm前後

沖縄で「グルクン」と呼ばれる代表種。厳密にはグルクンはタカサゴ科の総称で、外見が酷似したニセタカサゴなどが市場でも区別されずに扱われている。潮通しの良いサンゴ礁外縁を大群で回遊するプランクトン食の魚で、危険を感じた時や夜間はサンゴの間に身を潜める。

🎣 タカサゴを釣る一式
ニザダイ30〜45cm前後 (最大50cm)

尾柄部の黒斑3つを「三」の字に見立てて「サンノジ」。メジナと同じ潮通しの良い岩礁帯で群れ、石灰藻や海藻を主食にする藻食寄りの雑食魚。尾柄部に3〜5枚の硬く鋭い骨質板があり、素手で掴むと手を切る (毒性の記載は権威ある図鑑には無く、物理的な切創リスク)。フィッシュグリップ・軍手で扱うこと。

🎣 ニザダイを釣る一式
カーエー30〜50cm (沖縄県記録54.5cm)

沖縄で「カーエー」と呼ばれる人気ターゲット。本土のアイゴとは別種で、藻の付いた護岸・テトラ・河口 (汽水もOK) に居着く。⚠️背ビレ・腹ビレ・尻ビレの棘に毒があり、刺されると激痛が数時間続く。死後も毒は有効なので、フィッシュグリップで掴み、釣り場でハサミを使って棘を切除するのが安全。

🎣 カーエーを釣る一式
ヒラスズキ60〜70cm前後 (最大1m超)

スズキ (マルスズキ) とは別種で、外洋に面した荒磯のサラシに着く「磯の白い魔物」。普段は沖の岩礁帯におり、海が荒れるとサラシに紛れて接岸しベイトを襲う — 凪の日ではなく荒れた日にこそチャンスが来る、条件の釣りの代表格。マルスズキとの確実な見分けは下唇の裏に鱗があること (マルは無い)。体高があり尾柄が太いのも特徴。

🎣 ヒラスズキを釣る一式
ウマヅラハギ25〜30cm前後

カワハギの近縁で、名の通り面長な顔つき。関西では「ハゲ」「ナガハゲ」と呼ばれる (「ハゲ」はカワハギ類の総称なので記録時は注意)。稚魚は流れ藻に付いて群れで回遊し、成魚は砂泥底〜岩礁の中間的な場所に着く。

🎣 ウマヅラハギを釣る一式
ヤリイカ胴長オス30〜40cm・メス20〜25cm

普段は水深50〜250mに暮らし、産卵期の冬〜春だけ堤防の射程に入ってくる「冬の夜の風物詩」。堤防先端の潮通しの良い場所と、産卵場になる周辺の岩礁・海藻帯がポイントになる。地方名が紛らわしく、愛知・但馬・九州の一部では本種を「ケンサキイカ」と呼ぶ地域がある — 胴の先端が槍のように鋭く尖り、腕が細く短いのがヤリイカ。

🎣 ヤリイカを釣る一式
コノシロ20cm前後 (良型は25〜30cm)

ニシン科の出世魚で、シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロと名前が変わる。湾奥のサビキ釣りで秋〜冬に数釣りが楽しめる身近なターゲット。よく似たサッパとは、背ビレ後端の軟条が糸状に長く伸びること・背中に小黒点の列があること・エラ蓋後方の大きな黒斑で見分けられる。

🎣 コノシロを釣る一式

旬の時期は各魚種のシーズン情報をもとにした目安です。実際の釣果は当日の天候・潮回りで変わるため、釣行前に FishCast のスコア予測でご確認ください。

1月のどの日に行くかは、条件で決められます

FishCast なら、潮汐・水温・気圧など7要因から釣り場ごとの今日のスコアを 0-100 で予測。 旬の魚が決まったら、次は釣行日を選ぶところから使えます。