シーズンガイド · 夏
7月に関東で釣れる魚
7月(夏)の関東で狙えるターゲットは 48 種(うち盛期 22 種)。釣れている釣り場・釣り方とあわせて、今アツい魚や FishCast のスコア予測もご活用ください。
7月の釣りはどんな月か
7月は梅雨明けを迎える地域が増え、本格的な夏へ入って水温が大きく上がる月です。ソウダガツオが盛期に入って回遊が本格化し、マダコ、イワシ、イサキ、キジハタも引き続き好調です。沖縄ではタマンやガーラが最も熱い時期を迎えます。タチウオ、キス、マゴチ、ハゼ、アナゴといった夏の定番も出そろい、カマスが加わって狙える魚は一段と幅広くなります。ただし水温が上がりすぎると、日中は魚が深場や日陰へ移動して口を使わなくなりがちです。夏は一日粘るより、良い時間帯に集中する釣りが効きます。朝マズメと夕マズメ、そして夜。この三つに絞って組み立てると、暑さの負担も減って結果もついてきます。休憩と水分をきちんと確保できる計画かどうかが、そのまま釣果にも直結する月です。
7月の海況と釣行の注意
真夏の堤防は日陰がなく、路面や柵からの照り返しもあって想像以上に体力を奪われます。熱中症は釣り中に起きる不調のなかでも身近なものです。十分な飲み物と帽子を用意し、無理を感じたら早めに切り上げてください。海況では、7月から台風の接近が増えはじめます。気象庁の平年値(1991〜2020年)では7月の日本への接近数は2.1個で、8月・9月に向けてさらに増えていきます。遠い海上の台風でも数日遅れでうねりが届くため、風が穏やかでも波が高い日があることを覚えておいてください。
7月の釣り方のコツ
- 高水温期の日中は魚が沈みます。朝マズメと夕マズメに時間を集中させ、日中は休憩か移動に充てると、体力も釣果も無駄になりにくくなります。
- タチウオやアナゴは夜が本命です。夜釣りに出るならヘッドライトと予備電池を用意し、できるだけ二人以上で。単独での夜釣りは避けてください。
- 青物の回遊は鳥の動きに表れます。海鳥が水面へ突っ込みはじめたらチャンスなので、すぐ投げられる準備を整えて待つのが得策といえます。
7月に釣りを始めるなら
7月に始めるなら、涼しい時間帯に短時間で成立する釣りを選ぶのが正解です。早朝のサビキ釣りならアジやイワシの群れが期待でき、暑くなる前に切り上げられます。ハゼ釣りも道具が軽く、河口の浅場で気軽に楽しめます。日中の釣行は熱中症のリスクが高いのでおすすめしません。飲み物を多めに持ち、帽子と日焼け止めを用意して、朝の二、三時間で区切る計画にしておくと安全に続けられます。
砂利浜の夜釣りでキジハタが好調
🎣 キジハタを釣る一式河口・汽水域の泥底や石積みに潜み、夜に餌を探して動き出す降河回遊魚。身近な都市河川にも意外なほど生息するが、種としては絶滅危惧IB類 — 資源に配慮し、小型はリリース、必要な分だけ持ち帰るのがこれからの釣り人の作法。若魚は「メソ」(東京)「クロコ」(浜名湖) と呼ばれる。
🎣 ウナギを釣る一式山陰〜九州北部の夜釣りの主役。地方名が非常に多く、関東では「アカイカ」、山陰では「シロイカ」、五島では「ゴトウイカ」— 同じイカが場所で別の名前になる代表格 (FishCast では曖昧な名前は名寄せに使わず検索のみ対応)。寿命は約1年。
🎣 ケンサキイカを釣る一式沖縄で「グルクン」と呼ばれる代表種。厳密にはグルクンはタカサゴ科の総称で、外見が酷似したニセタカサゴなどが市場でも区別されずに扱われている。潮通しの良いサンゴ礁外縁を大群で回遊するプランクトン食の魚で、危険を感じた時や夜間はサンゴの間に身を潜める。
🎣 タカサゴを釣る一式尾柄部の黒斑3つを「三」の字に見立てて「サンノジ」。メジナと同じ潮通しの良い岩礁帯で群れ、石灰藻や海藻を主食にする藻食寄りの雑食魚。尾柄部に3〜5枚の硬く鋭い骨質板があり、素手で掴むと手を切る (毒性の記載は権威ある図鑑には無く、物理的な切創リスク)。フィッシュグリップ・軍手で扱うこと。
🎣 ニザダイを釣る一式高知 (浦戸湾・四万十川) と宮崎に生息域が事実上限られる日本固有の巨魚で、国内の陸っぱりで1mを超えうる数少ないターゲット。⚠️環境省レッドリスト絶滅危惧IB類。**宮崎県では指定希少野生動植物として採捕が条例で禁止されている (2006年指定)** — 釣りが成立するのは高知県で、高知県も2018年に「注目種」に指定してキャッチ&リリース・販売目的の捕獲禁止・地域間の持ち出し禁止を呼びかけている。ルールを守れる人だけに開かれた釣りといえる。
🎣 アカメを釣る一式南日本の浅い岩礁に縄張りを持つ待ち伏せ型のハタ。伊豆・紀伊・四国・九州の太平洋岸ではハードロックゲームの主役で、沖縄では「アカミーバイ」と呼ばれるミーバイ (ハタ類) の代表格のひとつ。かつて伊豆・小笠原で最も普通の磯魚だったが近年資源減少が指摘されており、東京都は種苗放流による資源保全を進めている。
🎣 アカハタを釣る一式北海道の夏を代表する遡上接岸魚。産卵のため沿岸へ群れで押し寄せる7月末〜9月だけ、サーフや防波堤から狙える季節限定ターゲット。⚠️ 法規制が厳しい魚で、河川・湖沼など内水面でのサケ・マス類の採捕は北海道漁業調整規則で全面禁止。海面でも主要河川の河口周辺に距離・期間つきの規制がある (例: 斜里川は河口左右1000m・5/1〜12/10、イワウベツ川は左右1000m・6/1〜12/10)。斜里町ルールでは竿3本以内・1日3尾以内。釣行前に必ず最新の規制を確認すること。
🎣 カラフトマスを釣る一式イシダイと同属の底物で、石垣模様の斑点が名前の由来。強靭な歯でウニや貝を殻ごと砕く。イシダイより南方寄りだが北上中で、本州の磯でも普通に狙えるターゲットになりつつある。小笠原の母島では「5kg以下はリリース・1人1尾まで」の地元自主ルールがあり、大物釣り場ほど資源への配慮が根付いている。
🎣 イシガキダイを釣る一式イサキ科の大型魚で、茨城以南の太平洋岸・瀬戸内・日本海側は佐渡まで分布。幼魚は黄色と黒の縞模様だが、成長すると一変して灰褐色にオレンジの斑点散りばめた姿になる。根が点在する砂地に棲み、投げ釣り師の憧れのターゲットのひとつ。和歌山県田辺ではカイグレ→シブタ→エノミダイ→マチマワリと呼び名が変わる出世魚。
🎣 コロダイを釣る一式東シナ海から暖流に乗って日本列島を大回遊する一年魚。堤防エギングの対象として近年北日本で人気が確立した。「マイカ」の呼び名は地域によりスルメイカとケンサキイカのどちらも指すので、購入・釣果記録では注意。
🎣 スルメイカを釣る一式旬の時期は各魚種のシーズン情報をもとにした目安です。実際の釣果は当日の天候・潮回りで変わるため、釣行前に FishCast のスコア予測でご確認ください。
7月のどの日に行くかは、条件で決められます
FishCast なら、潮汐・水温・気圧など7要因から釣り場ごとの今日のスコアを 0-100 で予測。 旬の魚が決まったら、次は釣行日を選ぶところから使えます。