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ハゼクチ釣りガイド — 有明海にしかいない50cmの「日本最大のハゼ」

有明海特産ハゼクチのガイド。秋〜早春の釣期、干満差日本一の海での潮位管理、投げ釣りの実際、絶滅危惧II類という現状、ムツゴロウとの違いまで解説します。

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著者
FishCast 編集部(監修: 倉田雄也)
  • ハゼクチ
  • 有明海
  • 投げ釣り
  • 汽水
  • 魚種別

ハゼクチは有明海・八代海にしかいない日本最大のハゼ科魚類。河川感潮帯の泥底に棲み、多毛類やカニを食べて50cm近くまで育ちます。ムツゴロウと混同されがちですが、科レベルで別の魚 (ムツゴロウは干潟の巣穴で暮らすオクスデルクス科)。環境省レッドリストの絶滅危惧II類で、干拓・河口堰・水質汚濁による減少が指摘されています。

シーズン — 年魚の生涯の最終盤を狙う

春に生まれ、1年で成熟し、3〜4月に産卵して死ぬ「年魚」。サイズが最大になり食味の旬 (寒い時期の刺身が高評価) と重なる秋〜早春が釣期の中心とみられます。釣りの盛期を明記した一次資料はなく、生活史からの導出であることは正直に付記します。

月別のシーズン釣期は 1、2、3、10、11、12 月。そのうち盛期は 1、11、12 月。123456789101112盛期釣期※ 地域と年によって前後します

釣り方 — 潮見表が命綱

ゴカイ等の虫餌の投げ釣りで、感潮帯の泥底を狙います (ハゼ類共通の釣法からの一般化で、本種固有の遊漁情報は乏しいのが実情)。何より重要なのが潮位管理——有明海の干満差は日本最大級で、干潮時には釣り場そのものが広大な干潟に変わります。上げ潮に合わせて入り、下げで撤収。地元では潮待ち網など伝統漁法の対象で、遊漁より漁業の魚という性格も強い魚です。

食味

白身で、寒い時期の刺身は地元で高評価。煮つけ・天ぷらも定番です。鮮度落ちが早いので、持ち帰るなら締めて冷やして。絶滅危惧II類であることを踏まえ、必要な分だけに留めましょう。

参考資料

  • Wikipedia「ハゼクチ」(生態・年魚の生活史・レッドリスト)
  • 市場魚貝類図鑑「ハゼクチ」(食味・伝統漁法)
  • FishCast 魚種図鑑「ハゼクチ」(有明海実測SSTからの釣期導出)

ハゼクチ釣りにおすすめのタックル

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