基礎知識
潮汐の基本
— 大潮・中潮・小潮・長潮・若潮
潮汐は釣果を左右する最重要因子の一つ。月の満ち欠け (旧暦) に対応した 5 つの潮回りを理解すれば、釣行日選びの精度が一段上がります。
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潮と旧暦の関係
潮汐は月と太陽の引力で発生し、月の満ち欠け = 旧暦に正確に対応します。
- 旧暦 1 日 = 朔 (新月) = 大潮
- 旧暦 15 日 = 望 (満月) = 大潮
- 旧暦 7〜8 日 / 22〜23 日 = 半月 = 小潮
FishCast の潮汐タイプ判定はグレゴリオ暦の日付ではなく旧暦日に基づいて行うため、年をまたいでも常に正確です。
5 つの潮回り
大潮 (おおしお)
新月 (朔) / 満月 (望)旧暦 1日前後 / 15日前後
月と太陽の引力が同方向に揃い、潮位差が最大となる潮回り。海水の動きが激しくプランクトン・ベイトが活発化、フィッシュイーターの捕食スイッチが入りやすい。一般的に最も釣果期待度が高い。
中潮 (なかしお)
大潮の前後旧暦 3〜5日 / 18〜20日 など
大潮に次いで潮位差が大きい潮回り。大潮ほど激しくなく、初心者にも釣りやすい。多くのターゲットに対し安定して釣果が出やすい人気の潮。
小潮 (こしお)
上弦の月 / 下弦の月旧暦 7〜9日 / 22〜24日 など
月と太陽の引力が直交し、潮位差が小さくなる潮回り。潮の動きが鈍く釣りにくいが、警戒心の強い大型魚 (シーバス・クロダイ等) が動くケースも。
長潮 (ながしお)
小潮の翌日旧暦 10日 / 25日 ごろ
潮位差がさらに縮まり、潮が止まったように動かない日。一般的に最も釣りにくいとされる。回遊性の魚より、根魚など居着き系を狙うのが定石。
若潮 (わかしお)
長潮の翌日旧暦 11日 / 26日 ごろ
長潮を境に潮位差が再び大きくなり始める「潮が若返る」日。徐々に潮が動き出すため、午後にかけて活性が上がるパターンも。
満潮・干潮、上げ潮・下げ潮
満潮・干潮
海面が最も高くなる時刻が満潮、最も低くなる時刻が干潮。1 日に通常 2 回ずつ訪れます。
上げ潮
干潮から満潮へ海面が上昇する時間帯。フレッシュな海水が湾内に入り込み、回遊魚の入りに期待。
下げ潮
満潮から干潮へ海面が下降する時間帯。河口や港の出口にベイトが集まり、ヒラメ・シーバスのチャンス。
潮止まり
満潮・干潮の前後で潮の流れが止まる時間帯。多くの魚で活性が下がり、釣果ペースも鈍化しがち。
潮位の基準 (LAT / MSL / DL / TP)
潮位は「どこを 0 とするか」で値が変わります。釣り人が直接触れる機会は少ないものの、海図や潮汐表を読むときに知っておくと混乱しません。
最低天文潮位。日本の海図・潮汐表の標準基準。航海安全の観点で「これ以上は下がらない」値。
平均海面。長期観測の平均潮位で、地形図・地理院標高の基準。
港湾工事や水深計測で使われる地域固有の基準面。LAT に近いが、地点により定義が異なる。
日本の標高 0m の基準。地理院の三角点・水準点はこれを起点とする。