FishCast

機能解説

実践

潮回りと魚の活性 - 大潮・中潮で釣果が変わる理由

潮汐と魚の活性の関係を科学的に解説。大潮・中潮・小潮・長潮・若潮の違い、潮止まりの考え方、魚種ごとの好適潮回り、FishCast スコアでの活用法までを 1 記事でまとめました。

投稿日
読了時間
8
著者
FishCast 編集部(監修: 倉田雄也)
  • 潮汐
  • 潮回り
  • 大潮
  • 活性
  • 機能解説

「大潮の方がよく釣れる」「小潮はダメ」――釣り場でよく耳にするこんな言葉。実際、潮回りと魚の活性には深い関係があります。本記事では、潮の満ち引きが魚の捕食活動にどう影響するのか、その科学的背景と、FishCast のスコアでどのように活用すべきかをわかりやすく解説します。

そもそも潮汐とは何か?

潮汐とは、月と太陽の引力によって海水が引き寄せられ、地球の自転と相まって発生する海面の周期的な上下運動です。日本近海ではおおむね 1 日に 2 回ずつ満潮と干潮を迎え、その差 (= 潮位差) は月の位置によって日々変化します。

  • 大潮: 月が新月または満月の前後。地球・月・太陽が一直線に並び、引力が重なるため潮位差が最大に。
  • 中潮: 大潮と小潮の中間。潮位差は中くらいで、釣りやすさのバランスが良いとされる。
  • 小潮: 月が上弦・下弦の前後。引力が分散して潮位差が小さくなる。
  • 長潮・若潮: 小潮明けの動きが鈍い日・大潮へ向かって動き始める日。
潮回りごとの潮位差の大きさ潮位差は大潮が最も大きく、中潮、若潮、小潮、長潮の順に小さくなる。長潮を底に若潮から再び大きくなり、 大潮へ戻る周期を繰り返す。帯の長さは大小関係を表す相対値で、実際の潮位差は地域と日によって変わる。大潮潮位差が最大中潮大潮に次ぐ小潮流れは緩やか長潮動きが最も鈍い若潮大潮へ向かい復調※ 帯の長さは大小関係を示す相対値です。実際の潮位差は地域と日によって変わります
潮位差は大潮が最も大きく、長潮を底に若潮から再び大きくなります。この周期がおよそ 15 日で 1 巡します。

なぜ大潮で釣果が伸びやすいのか?

大潮で釣果が伸びやすい理由は主に 3 つあります。

  1. 潮流が速くなる: ベイトが流れに翻弄されやすく、フィッシュイーターにとって捕食しやすい状況が生まれる。
  2. 酸素供給が増える: 潮の流れによって海中の酸素濃度が上がり、魚の代謝・活性が高まる。
  3. ベイトが動く: プランクトンや小魚の移動が活発化し、食物連鎖全体が動き始める。

小潮・長潮はダメな日なのか?

結論から言うと、小潮・長潮は「ダメな日」ではありません。流れが緩いことで仕掛けを丁寧に流せる、警戒心の強い大型がじっくり捕食する、といったメリットがあります。実際、メバル・カサゴ・チヌ (落とし込み) などは小潮〜中潮のほうが実績が高い魚種もあります。重要なのは「魚種ごとに好む潮回りが違う」という事実です。

「潮止まり」は本当に釣れない?

満潮・干潮の前後で潮の動きが止まる時間帯を「潮止まり」と呼びます。一般に潮が動いている時間より食いが落ちやすいのは事実ですが、潮止まり「直前」と「直後」の動き始めには明確な活性アップが見られることが多いです。「潮が動き出した瞬間」がチャンスタイムと覚えておきましょう。

一日の光量と朝夕マズメ光量は夜明けとともに急に上がり、日中は高いまま推移し、日没にかけて急に下がる。 この光が大きく変わる2つの時間帯が朝マズメと夕マズメで、魚の活性が上がりやすい。 実際の時刻は季節と地域によって2時間以上変わる。朝マズメ日中夕マズメ光量光が急に変わる2つの時間帯 = マズメ。魚が動きやすい※ 実際の時刻は季節と地域で2時間以上変わります。アプリはその日の日の出・日の入りで計算しています
光が急に変わる2つの時間帯がマズメ。実際の時刻は季節と地域で2時間以上動くため、アプリはその日の日の出・日の入りで計算しています。

FishCast のスコアではどう扱っている?

FishCast は釣果予測スコアの中で「潮汐」を 1 つの要因として重み付けし、その内訳として潮回り・潮位変化・潮流速 (潮位の変化速度) を評価しています。以前は「ソルナー (月の引力に基づく高活性タイム)」も独立した要因として加えていましたが、ソルナー表を直接検証した査読研究が釣果との関連を支持しなかったこと、また実測でソルナーと潮汐の相関が高く二重計上になっていたことから、2026 年 7 月にスコアから外しました。月齢や月の南中時刻はアプリ内で参考情報として表示していますが、点数には影響しません。さらに魚種ごとに「好む潮回り」のテーブルを持っており、たとえばシーバスやマダイは大潮・中潮を高評価、メバルやカサゴは中潮・小潮・若潮を高評価する設計です。

実釣で潮汐を活かすコツ

  • 釣行前夜に潮回りと干満時刻を必ずチェックする
  • 「潮が動き出す瞬間」を逃さないため、満潮・干潮の前後 1 時間を最重要時間帯と心得る
  • 魚種に応じた好適潮回りを意識する (= シーバス は大潮、メバルは小潮など)
  • 潮止まりは休憩・移動・タックル準備に充てて、動き始めに集中する

もっと深く学びたい人へ

潮汐の仕組みを基礎から知りたい方は「潮汐の基本」を、月の位置から導く高活性タイム理論を知りたい方は「ソルナー理論」を、スコア計算の全体像を知りたい方は「スコアの仕組み」をそれぞれ参照してください。釣果を伸ばすうえで、潮を読む力は必ず武器になります。

この記事の前に: 釣りに行く日の選び方 - 釣果を最大化する 5 つの条件と FishCast 活用術(入門)

シーバス釣りにおすすめのタックル

記事で紹介した釣りを始めるための定番アイテムです。 一式の詳しい解説はシーバスの釣り方ガイドへ。

メジャークラフト ソルパラ シーバス

メジャークラフト ソルパラ シーバス

PR

シーバス入門の定番ルアー竿。

シマノ ナスキー C3000

シマノ ナスキー C3000

PR

シーバスに必要な中型リール。

よつあみ アップグレードX8 (PE)

よつあみ アップグレードX8 (PE)

PR

ルアーを飛ばすPEライン。

タックルハウス ローリングベイト

タックルハウス ローリングベイト

PR

実績抜群のシーバス定番ルアー。

当ページの商品リンクの一部はアフィリエイト広告 (Amazon アソシエイト / 楽天アフィリエイト等) を含みます。掲載は運営者が検証・推奨できる範囲で行っています。

関連リンク

FishCast アプリで実際に試す

7 要因のスコア予測と 78 魚種対応の AI 判定で、今日・明日のベストタイミングを把握。 記事の内容を釣行プランに落とし込んで、釣果を一段引き上げましょう。

機能解説」の他の記事

Blog 一覧に戻る